国際戦略経営研究学会

学会活動
(1)
研究会
(2)
ジャーナル
(学会誌)
(3)
研究発表大会
(4)
渉外・国際交流
(5)
学会誌刊行規定と執筆要領
(6)
For Prospective
Authors to Journal of
Strategic Management
Studies

学会活動 (1):研究会

1.基本的な考え方

はじめに本学会のすべての活動の基礎となる2つの「基本的な考え方」をご説明し、それとの関連で本学会の研究会活動をご紹介致します。

「基本的な考え方」の1つは、本学会は、会員の学会への参加についての3タイプの動機 (ニーズ) のすべての充足を目指していることです。

第1のタイプは、個人(ないし複数)で行ってきた研究を大会発表の形で、あるいは査読論文として発表したいという動機です。これに応えることは学会のもっとも基本的な機能であり、本学会もそれを行ってゆきます。

第2のタイプはより実践性の強い、現在、企業等の組織(内個人)が直面している問題を解決しあるいはそのヒントを得るために、関連する先端研究を学習したい、あるいは同じ問題に関心を持つ研究者や専門家と意見交換や共同研究をしたい、という動機です。

第3のタイプは、特定の理論的、実践的課題について、より本格的に時間をかけて研究し、その成果を世に問いたいという動機です。

もう1つの「基本的な考え方」は、学会の中心的な活動である「研究会」、「ジャーナルの刊行」、および「(研究発表)大会」を出来るだけ相互補完的に、シナジー効果の出る形で展開することです。これは、「総合的(Synthetic)」な視点に立つ「戦略経営学会」としては、それをみずから実践する意味を持つものといえます。

2.3タイプの研究会の開催

研究会活動における本学会の最大の特色は、上述の会員の3タイプの動機に対応して、次の3タイプの研究会を開催することです。

1)論文研究会

本研究会は主として第1のタイプの動機の充足をめざすものであり、特定のテーマごとに研究会を組織し、そのテーマに関連する論文の執筆、大会での発表、ジャーナルへの投稿を目指している会員が参加するものです。月例会を原則としますが、当面は2か月に1回をめどに開催します。月例会のアレンジは各研究会の世話人が担当し、原則として、会員から発表希望を募り、その中から発表者を決めて、日時、場所、発表者等のスケジュールを決定してHPに掲載します。(この他、世話人の決めた発表者による発表・講演も行われます。)

本研究会には、当該テーマについて業績を上げている1〜3名の教員・研究者がコーディネーター、コメンテーターとして参加し、内容はもちろん、特に大学院生や若手研究者に対しては、論文の構成、書き方、研究方法、論文の発表方法、等についても助言、指導を行います。そのため、発表申込みに際しては(正規の簡単なレジュメに加えて)、ジャーナルの投稿規定(近く決定)を満たしたフルペーパー(論文)の添付も奨励しています。本研究会はメンバーを固定せずに行いますので、「発表」、「出席」のいずれも、興味を持った月例会だけに出席することが可能です。

現在設置されている研究会と、対応する研究領域は次の通りです。

論文研究会 対応領域
戦略経営理論研究会
・戦略経営理論 総合的な戦略経営に関する理論的研究
・企業戦略 戦略的グループ経営、ダイナミック企業戦略、成長戦略、ビジネス(事業分野別)戦略、CRM(企業の評判管理)戦略、戦略的ICTシステム、コーポレート・ガバナンス、産業(業界)構造戦略、事業創造(ニューベンチャー)戦略、組織イノベーション
・戦略策定プロセス 戦略策定プロセス、ビジネスモデル開発、企業目的・目標設定、資源ベース・移転、アライアンス、価値創造プロセス、経営理念策定・改革、戦略的経営計画、M&A
・戦略的マーケティング 戦略的サービスマーケティング、サービス産業マーケティング、地域ブランドマーケティング、ライフスタイルマーケティング、エンターテインメントマーケティング、育成型マーケティング、ウェブマーケティング
グローバル戦略研究会 グローバル経営戦略、地域経営と戦略、政治・経済・産業レベルの戦略、国際競争環境の変化と戦略、北米・欧州・アジア戦略、多国籍企業の戦略、異文化経営戦略、標準化戦略
製品・サービス開発戦略研究会 先端技術開発、生産プロセス・イノベーション、戦略的プロジェクト・マネジメント、戦略的ITマネジメント、事業ライフサイクル・イノベーション、ハードウェア製品開発、ソフトウェアサービス開発、製品アーキテクチャー、戦略的ロジスティックス、技術系ベンチャー戦略、製品開発戦略、オフショア開発戦略、システムアーキテクチャー、製品開発プログラムマネジメント、コンテンツビジネス
戦略的人的資源・組織
開発研究会
リーダーシップ、組織設計、経営者開発、人材開発、募集・採用、非正規従業員問題、キャリア開発、組織開発、組織資産、人と組織、モティべーション、報酬管理、離職・転職・保有
戦略財務・会計研究会 戦略的財務、企業価値分析、キャッシュフロー分析、証券投資、海外投資、戦略的管理会計、バランスト・スコアカード、資本の調達・運用、リスク管理・分析、M&Aと投資ファンド

(注)

1.対応領域の区分は原則的なものであり、どの研究会も必要に応じて他研究会の対応領域に区分されたものを扱うことができます。

2.必要に応じて、論文研究会は実戦的テーマを、実践研究会は理論的テーマを、それぞれ取り上げることができます。

3.月例会を複数の研究会が共催で開く場合もあります。

2)実践研究会

本研究会は第2の動機の充足を目指すものであり、企業等が直面しているトピカルな問題の解決に関心のある会員が集まって見解発表や意見交換、(学会内外の)識者による講演と討論等を行うものであり、論文作成よりも、実践的な解決を模索するための場として考えられています。(ここから論文研究へのヒントが得られること、次に述べる中長期研究会に発展することなどが期待されています。)

この研究会も月例会を原則としますが、当面は2か月に1回をめどに開催します。月例会のアレンジは各研究会の世話人が担当し、原則として、会員から発表希望を募り、その中から発表者を決めて、日時、場所、発表者等のスケジュールを決定してHPに掲載します。(この他、世話人の決めた発表者による発表・講演も行われます。)

本研究会もメンバーは固定せず、興味ある回だけ参加できるオープン方式で行います。実務家が中心となることが予想されますが、当該問題に関心のある研究者、大学院生が積極的な参加し、実務家との間で緊密なインタラクションを展開することが期待されます。

現在、次の研究会が設けられています。

実践研究会 対応領域
戦略経営実践研究会  
総合的実践 企業の総合的な実践に関する研究
ファンクショナルな実践 ファンクショナルな実践に関する研究
戦略と知財・法務研究会 ガバナンス・コンプライアンス、M&A関連、国際取引・国際投資、独占禁止・不公正競争防止、金融・証券市場規制、知的財産権保護、紛争解決、製造物責任、消費者保護、知的財産と会計情報
人材リテンション研究会 人材リテンション、人的資源管理

3)中長期研究会

本研究会は第3の動機の充足を目指すものであり、特定の理論的、実践的課題について、より本格的に時間をかけて、基本的には固定的なメンバーで研究し、その成果を世に問おうというものです。テーマとしては、純粋に理論的なもの、純粋に実践的なもの、両者の混合型が考えられます。成果はモノグラフとして取りまとめることが原則となりますが、内容によっては、査読論文の作成につながることも期待されています。

本研究会についても、テーマごとに「世話役」を決め、実践研究会と同様に進めて行きます。性質上、メンバーは固定的になりそうですが、できるだけ多くの会員に門戸を開放し、多彩なメンバーによる深い研究がなされることが期待されます。

現在、次の研究会が設置されています。

中長期研究会
企業内人材開発研究会
人材開発研究会
コトづくり研究会
製品開発・情報戦略研究会
事業ライフサイクル・イノベーション研究会


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